京セラ、京都初のメガソーラーに太陽光発電システムを導入 パネル約17000枚

2012年3月5日 17:42

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京セラの「防汚タイプモジュール」(画像:京セラ)

京セラの「防汚タイプモジュール」(画像:京セラ)[写真拡大]

 京セラグループは5日、ソフトバンクのグループ会社で自然エネルギー事業をおこなうSBエナジー(社長:孫 正義)との共同により、京都市が公募するメガソーラー発電所設置事業者募集の申請をおこなっていたが、本日採用が決定したと発表した。同発電所は、京都府内最大容量で府内初のメガソーラー発電所となる予定。

 京セラグループは、太陽電池モジュールの供給(京セラ)、システム設計や資材調達(京セラソーラーコーポレーション)、ならびにシステム施工(京セラコミュニケーションシステム)を行うことで、地元京都におけるエネルギーの地産地消に貢献していく。

 同メガソーラー発電所には、京セラの防汚タイプ太陽電池モジュールを使用する。これは、モジュール枠に施された複数の溝から埃などが雨水と共に排出されやすい京セラ独自構造となっている(特許登録済)。これにより、太陽電池モジュールの表面ガラスの汚れによる発電量の低下を防ぐことができる。

 「京都市水垂(みずたれ)埋立処分場大規模太陽光発電所」(京都市伏見区)には、京セラ製太陽電池モジュールが約17,000枚設置され、出力合計4.2MW(第1基:2.1MW、第2基:2.1MW)となる予定。年間発電電力量は、一般家庭の約1,000世帯分に相当する約420万kWhとなる見込み。

 同発電所は、SBエナジーが発電事業者となり、再生可能エネルギーの全量買取制度が開始される今年7月1日の運転開始を目指す。

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