睡眠薬の服用は命を縮める

2012年3月1日 12:32

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 睡眠薬の服用は命を縮めることになるかもしれない。米Geisinger医療システムの管理する250万人分の生涯電子カルテから、睡眠薬を処方されたことのある患者1万2千人を特定し、性別や体重、喫煙や飲酒の有無などのデータごとに、睡眠薬を処方されたことのない患者との比較を行った研究が報告されている。この論文によると、睡眠薬を服用している患者は死亡確率及び癌になる確率が高くなるのだという(本家/.BMJ Open記事)。

 ゾルピデムやテマゼパムなどの睡眠薬を処方されている患者は、睡眠薬を処方されたことのない患者と比べて、死亡確率が4倍以上にもなるとのこと。また処方された睡眠薬が一年間で18錠以下であったとしても死亡確率は高くなり、処方される睡眠薬が多いほどに死亡確率も高くなるのだそうだ。さらに睡眠薬の服用と癌の関連性も指摘しており、多量の睡眠薬を処方されている患者は癌になる確率が35%も高くなるとのこと。

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