サムスン電子、10型タブレット「Galaxy Note 10.1」は手書き入力機能を強化

2012年3月1日 15:24

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サムスン電子は27日(現地時間)、スペインバルセロナで開催された「モバイルワールドコングレス(MWC) 2012」で10.1インチ大画面の「Galaxy Note 10.1」を発表した。

サムスン電子は27日(現地時間)、スペインバルセロナで開催された「モバイルワールドコングレス(MWC) 2012」で10.1インチ大画面の「Galaxy Note 10.1」を発表した。[写真拡大]

 サムスン電子は27日(現地時間)、スペインバルセロナで開催された「モバイルワールドコングレス(MWC) 2012」で10.1インチ大画面の「Galaxy Note 10.1」を発表した。

 Galaxy Note 10.1は、昨年9月に発売した5.3インチ画面の新概念スマート機種「Galaxy Note」の最大の特長である“S Pen”を活用した手書き入力機能を、大幅に大きくなった10インチ画面で実現させたモデルだ。Galaxy Noteがスマートフォンに近いとすると、Galaxy Note 10.1はタブレット型端末に近い。

 また、画面の大きさだけでなく機能も大幅に向上し、既存のGalaxy Noteとはまた異なる機能を提供している。

 まず、10.1インチの大画面を2分割して使うことができる“マルチスクリーン”機能を採用。画面を分割すれば、動画やWEB文書を見ながら画面を切り替えずにもう一方の画面に付属のS Penでメモを取ることできる。

 次に、S Penを活用した書込み機能“S Note'”が新たに搭載されている。

 既存のGalaxy Noteになかった機能“S Note'”は、スマートに書込めるだけでなく、S Penで微積分関数のような複雑な記号を手書き入力すると、自動的にテキストに変換され、計算も自動的に行われるという。

 また、手書きで図形やグラフを描けば模様が自動的に補正され、完璧な図形とグラフが描かれる。

 さらに、S Noteは高度な知識の検索エンジンと連動しており、書込みながら必要な情報を検索することができ、またその結果をすぐにS Noteに追加することができる。

 S Penの機能もまた向上している。S Penの後部で文字を消去できる“消しゴム”機能が新たに追加され、長さも既存のものより長くなって使いやすくなったという。

 PhotoshopなどAdobeの写真編集およびドローイングアプリケーションを基本搭載しているのも特長だ。

 サムスン電子無線事業部戦略マーケティングのイ・ヨンヒ専務は、「Galaxy Note10.1は、実際にノートに書き込む感覚を活かすことに力を注いだ。ITに敏感な消費者、文書を作成するビジネスマン、スケッチするデザイナー、勉強する学生など創意力、企画力、学習力を高めようとするすべての消費者のための製品」と話している。

 サムスン電子無線事業部シン・ジョンギュン社長は、「Galaxy Note10.1は、サムスン電子が出した革新的な製品。今後もS Penを搭載した様々なGalaxy Noteを出し、消費者がちょっとした日常で特別な感覚を体験できるようにする」と明らかにした。

 また、「 S Penは必ず成功する。 消費者の需要も多いし、確実に必要な機能」と、Galaxy Noteの S Pen機能に対する強い自信を見せた。

 Galaxy Note10.1は、Androidの最新OSであるIce Cream Sandwich (ICS)、 1.4GHzデュアルコアプロセッサ、7,000mAhの大容量バッテリーを搭載。内臓メモリは16/32/64 GBなど3種。(翻訳:中川)

※この記事は재경일보提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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