マヤ文明滅亡の原因、気候変動による干ばつ

2012年2月28日 10:50

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記事提供元:スラド

 danceman 曰く、

 西暦 800 年頃から 1,000 年頃にかけて衰退していったマヤ文明であるが、この間に起きた気候変動による干ばつがマヤ文明を滅亡に導いたとする論文が Science 誌に掲載されているとのこと (Motherboard の記事本家 /. 記事DOI: 10.1126/science.1216629より) 。

 Martin Medina-Elizalde 氏及び Eelco Rhling 氏によれば、ユカタン半島はマヤ文明の衰退期に、連鎖的に起きた長期の干ばつに 8 つも見舞われていたのだそうだ。1 つの干ばつは連続 6 〜 18 年にも及び、干ばつの間は降雨量が 25 〜 40 % も減少して人口の 30 % が必要とする水が不足していたとのこと。

 だが同論文は、気候変動による干ばつだけが文明滅亡の原因とはしておらず、水不足が引き起こした社会問題も絡んでいるとしている。その裏付けとして、マヤ文明の衰退期には国家間の戦争が激化していたとしている。

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