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【銘柄診断】タチエスは期末配当の増配で下げ過ぎ訂正買いが続き反発
タチエス <7239> は27日、30円高の1645円まで上げて反発し、高値近辺で堅調に推移した。前週末24日大引け後に今3月期期末配当の普通配当・記念配当の増配を発表、売り方の買い戻しを交えて好感する下げ過ぎ訂正買いが続いた。
期末配当は、今後の業績が堅調に推移することが見込めるとして、普通配当を1円上乗せするほか、メキシコに進出して今期で20周年を迎えることから記念配当1円も上乗せして8円とし、年間14円(前期実績12円)に増配する。
同社の今期業績は、昨年11月に第2四半期累計業績を上方修正したものの、今年2月10日に3月通期業績を下方修正したばかりである。タイの洪水の影響による生産量の変動に、ドル、ユーロ、メキシコペソ、人民元に対する円高が重なったことが要因で、純利益は、62億円(前期比29%減)と前期の過去最高からの減益転換率を悪化させた。
ただ、タイの洪水被害懸念で1166円安値まで調整したあとに底上げ途上にあった株価は、この通期業績減額で悪材料出尽くしとして1株純資産1537円をクリアするまでリバウンド幅を拡大した。PERは8倍台となお下げ過ぎを示唆しており、株不足で逆日歩のつく信用好需給もフォローして一段の戻りを試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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