「消え行くY染色体」は誤り?最新研究発表される

2012年2月26日 16:31

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 3億年の間に数百の遺伝子を失ったヒトのY染色体はいずれ消滅し、男性が絶滅するという説を否定する新たな研究結果が発表された(ホワイトヘッド研究所のニュース記事Natureの記事AFPBB Newsの記事本家/.)。

米ホワイトヘッド研究所の研究者らは、2,500万年前にヒトと共通の祖先から分化したアカゲザルとヒトのY染色体を比較。その結果、アカゲザルのY染色体は2,500万年にわたって祖先遺伝子を1つも失っておらず、ヒトのY染色体が失った祖先遺伝子も1つだけだということが判明したという。研究者らによれば大量の遺伝子消失は早い時期に短期間で起こったものであり、2,500万年で失われた遺伝子が1つだけということから、現在のヒトのY染色体は非常に安定していると考えられるとのこと。lそのため、将来的にY染色体が消滅することはないと結論付けている。

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