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ロシアで 3 万年前の種が発芽
記事提供元:スラド
parsley 曰く、
ロシアの研究チームはシベリアのツンドラから発見された 3 万年前の植物の種子から発芽させることに成功した (The Washington Post の記事、Doshin web の記事、本家 /. 記事より) 。
開花したのはナデシコ科の「スガワラビランジ」。学名が日本人由来だということにちょっとびっくりしたが、発見はロシアの成果である。古代種の種の発芽は日本でもよくあるが、3 万年前というのは記録破りだ。今回再生に使われたスガワラビランジの実は、氷河期にリスが食料を溜めるために堀った穴から発見された。リスの食料貯蔵庫はサッカーボール程の大きさで、草を敷いた上に動物の毛が置かれていたのだそうだ。見つかった穴のなかには 60 万個の種や実を貯蔵していたものもあったという。
最初は種から再生することを試みたがうまくいかなかったため、胎座から細胞を取り出して解凍し、クローン技術で培養皿から再生することにしたのだという。興味深いことに、現在のスガワラビランジの種の発芽率は 90 % であるのに対し、今回再生されたスガワラビランジから採れた種は 100 % の確率で発芽したとのこと。また、細長い葉の形は今も昔もほとんど変わらないとのことだが、花弁は昔の方が細く広がっていたそうだ。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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