Facebook のシステムに不正侵入した英国人「倫理的ハッカー」、8ヶ月の禁固刑

2012年2月21日 12:00

印刷

記事提供元:スラド

 danceman 曰く、

 セキュリティーの脆弱性を突いて Facebook のシステムに侵入した 26 歳の英国人男性に、8 ヶ月の禁固刑が下された。同氏は Facebook の「計り知れない程の価値がある」知的財産を、外部のハードディスクにダウンロードしていた。氏は侵入した痕跡を隠したが、Facebook はシステムチェックを通して犯行があったことを発見したとのこと (BBC News の記事本家 /. 記事より) 。

 ソフトウェア開発専攻の学生 Glenn Mangham 氏は昨年の 4 月から 5 月にかけて、ヨークシャーにある自宅のベッドルームから Facebook のシステムに不正侵入して内部の機密情報を入手したことを認めているものの、自身を「倫理的ハッカー」であるとし、金銭目的ではなかったと主張している。同システムの脆弱性を検証して Facebook に警告するつもりだったという。過去にも Yahoo のシステムに同様に侵入したが、その時は脆弱性を報告しており報酬として 7,000 ドルを受け取っている。

 今回は米連邦捜査局 (FBI) 及び英国捜査当局を巻きこむ大事態に発展し、また Facebook は同不正侵入の調査に 20 万ドルの費用がかかったとしており、実際に金銭目的の犯行ではなかったのにせよ、Facebook に実質的な被害を及ぼし、また深刻な被害をもたらす可能性もあったことから、裁判官は氏の行動を「無害ではなかった」と判断したとのこと。

 スラッシュドットのコメントを読む | セキュリティセクション | 犯罪 | 英国 | セキュリティ | Facebook

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事