ダイハツ、滋賀県と大分県に試作軽商用EVを提供し実証走行試験を実施

2012年2月20日 18:03

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実証走行試験車(画像:ダイハツ工業)

実証走行試験車(画像:ダイハツ工業)[写真拡大]

 ダイハツ工業は20日、ダイハツが試作した軽商用電気自動車(EV)を走行試験用の車両として滋賀県及び大分県へ提供すると発表した。滋賀県及び大分県では、提供を受けた車両を使用し、今春から実証試験の実施を予定している。
 
 ダイハツは、新型軽自動車「ミラe:S」を販売するなど、低燃費、低価格かつ省資源のガソリン車を開発・販売しているが、一方で電気自動車の今後の市場動向等を踏まえ、小口宅配ニーズなどの用途に合わせた商用EVの開発を進めており、今回両県の協力を得て公用車として2012年4月から公道での走行試験を開始することになった。

 ダイハツの軽ガソリンエンジン車「ハイゼットカーゴ」をベースに、駆動ユニット(モーター、バッテリー等)を搭載した試験車を実際の公用車として使用し、さまざまな走行データを収集し、その分析結果を今後のEV車両開発にフィードバックしていく考え。

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