Google、インドのネット検閲に従順な姿勢をみせる

2012年2月10日 14:15

印刷

記事提供元:スラド

eggy 曰く、 インド人の男性、Mufti Ajiaz Arshad Qasmi氏がGoogleに対し、「インドで崇拝されている神を侮辱したコンテンツ」をサイト上に掲載しているとして民事訴訟を起こした。これを受けてインドの裁判所はGoogleに対して「好ましくない」コンテンツの除去を命じ、Googleは「裁判所の命令に従うとする社の長年の方針に沿って」、同命令に従う姿勢を見せている(本家/.IT World記事)。

 GoogleがPraveen Singh裁判官に伝えたところによれば、宗教上の理由からインドでは「好ましくない」とされるコンテンツの一部は既にサイト上から排除されているということで、訴えから15日めの期日までに残りのコンテンツも総て取り除かれることになるという。

 Qasmi氏は、GoogleだけでなくFacebookなど他のインターネット企業に大しても同様の訴えを起こしているが、いずれの企業も控訴する可能性が高いとのこと。今のところインドのネット検閲に従順なのはGoogleだけのようだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | 検閲 | Google

 関連ストーリー:
従来の検索市場は縮小傾向、Googleは生き残れるか? 2012年02月09日
Twitter、「特定の国でのみツイートを検閲することが可能」と宣言 2012年01月27日
インドも本格的な SNS 検閲に踏み切るか 2012年01月17日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事