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レノボの「ThinkPad X1 Hybrid」は x86 と ARM の「デュアル CPU」構成
insiderman 曰く、
レノボがノート PC の新モデル「ThinkPad X1 Hybrid」の詳細を日本で初公開、各メディアが報じている (PC Watch の記事、ASCII.jp の記事、ITmedia +D PC User の記事より) 。
ThinkPad X1 Hybrid は ThinkPad X1 に「IMM (Instant Media Mode)」という機能を追加したモデル。Qualcomm の ARM 系 CPU やストレージ、無線 LAN といった機能を集積した Mini PCI Express カードを内蔵し、これにより Windows をスリープさせた状態で Web ブラウザやメール、ビデオや写真の表示、音楽の再生などが行えるというものだ。こちらは Android ベースの OS が採用されているという。いままでも PC が停止した状態から Linux ベースの軽量 OS を起動される、というアプローチはあったが、Windows をシャットダウンさせずに OS を切り替えられるというのが特徴だ。
興味深いのが「OS をスイッチさせる」仕組み。Mini PCI Express カードにはいわば「完結した PC」が含まれており、ハードウェア的にはマウスやキーボード、ディスプレイが 2 つの PC に接続されているようなものだ。そのため、コントローラのファームウェアをカスタマイズしたり、ディスプレイ出力を切り替える機構などを搭載しているという。また、IMM 側のストレージは Windows からはマスストレージクラスおよび NDIS デバイスとして見えるそうだ。また、Windows 稼働時には IMM 側のコンポーネントはスリープ状態になるため、やや消費電力は増えるという。
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