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米国最大書店チェーン、Amazon Publishingの書籍を全面排除
ultrageek 曰く、 米国最大の書店チェーンであるバーンズ&ノーブル社が、Amazon傘下の出版ブランド「Amazon Publishing」が出版する書籍を自社の700もの全店舗にて一切取り扱わないことを決定したと報じられている(Wall Street Journal、New York Times)。
バーンズ&ノーブルは、昨年に解散となったBordersと共に米国一位、二位を張り合っていた書店チェーンの巨人であるが、Bordersと同じようにAmazonのオンライン販売に市場を浸食されている。成長に見込まれる電子書籍の分野では、AmazonのKindleに対抗するNook事業を展開しているのだが、成長の余地がない書店事業と初期投資コストが大きいNookを両立するのが難しいと判断したのか、先月にはNookのスピンオフの検討を表明している。
今回の決定は普通には愚行に思えるが、バーンズ&ノーブルとしては、成長余地がないながらも安定した利益を確保するためにAmazonの価値を減らすという手段に出ているのかもしれない。さほど効果があるとは思えないけども。
「Amazon Publishing」は複数のブランドで紙の書籍を展開するAmazonの出版ブランドだそうだ。
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