関連記事
しらせ、接岸を断念
記事提供元:スラド
ある Anonymous Coward 曰く、
南極の昭和基地に向かっていた観測船「しらせ」(17AGB) が 21 日正午 (日本時間同日午後 6 時) 、基地まであと 21 キロの氷海中で記録的に厚い海氷に阻まれ、基地への接岸を断念した (朝日新聞デジタルの記事より、経路は進め!しらせを参照) 。
しらせが接岸できなかったのは 35 次隊の 1994 年以来で、2009 年に就航した 2 代目のしらせでは初めて。しらせは 12 月 23 日に第 53 次隊の空輸を開始していたが、その後 1 ヶ月ほど接岸ができずにいた。時々刻々と変わる状況の中で、防衛省、文部科学省、関係者の間では接岸不能な場合のプランが激しく議論されてきたようだ。今回 53 次隊の越冬を断念せず人員物資の輸送を続行するとの判断がなされたものの、しらせが離岸可能な期間は限られているため、隊員は短期間に輸送および越冬準備をこなす必要がある。
1 年半頑張ってきた 52 次隊の皆様、これから 1 年闘う 53 次隊の皆様の健闘を祈りたい。
スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | 日本 | サイエンス
関連ストーリー:
南極観測船しらせ(初代)の行き先決定 2009年11月10日
先代「しらせ」保存のチャンス、くず鉄暴落で引き取り手なし 2009年06月24日
南極観測船「しらせ」のオーナー募集中 2008年04月10日
「しらせ」後継の南極観測船は「しらせ」に 2007年11月14日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク