「誰が無人機を飛行させているのか?」という情報公開要求に対して沈黙する米政府

2012年1月16日 11:15

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記事提供元:スラド

 eggy 曰く、

 遠隔航空無人機に関する情報の公開を求められながらも回答を怠った米政府に対し、電子フロンティア財団 (EFF) が情報公開訴訟を起こした (EFF のプレスリリースNetwork World の記事本家 /. 記事より) 。

 無人機といえば、敵国の偵察や攻撃など軍事的目的で使用されるといった印象があるが、米国では近年政府及び民間の団体による無人航空機の使用が増加しているという。EFF は、戦闘目的ではないにしろ国民を上空から監視することのできる無人機が将来的に悪用される可能性を指摘してきた。

 2011 年 4 月、EFF は運輸省に対して誰がどんな目的で無人機の飛行認可を受けたのかについて情報公開するよう求めていた。規定では情報公開請求受理後 20 日以内に申請者に回答しなければならないのだが、9 ヶ月経った今もなお運輸省及び連邦航空局からの回答が得られていないという。これを受け EFF はカルフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に政府を相手取り訴訟を起こしたとのこと。

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