【銘柄診断】三菱重工は主力の原動機が好調、需給好転も顕著で戻りを鮮明化も

2012年1月15日 11:52

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  三菱重工 <7011> は昨年8月23日に大底を付け、その後は下値を切り上げる次第高の動きなのだが、値運びは鈍く今ひとつ迫力に欠ける展開。ただ、需給関係は好転の度合いを強めている。

  昨年9月には2000万株を上回っていた信用買い残は直近1月6日現在では988万株と半減状態、整理は大きく進展している。その一方で信用売り残は738万株と高水準を保ち、取組みは1.3倍台と拮抗、需給面を見るとこれから戻りが鮮明化してもおかしくない状況だ。

  受注から納期までの期間が長い主力の原動機は、リーマン・ショック後の受注減少の後遺症が続いて今2012年3月期も減収となるところだったが、電力不足対応のための緊急的なガスタービンの受注・納入などで今期通期は増収、受注高大幅増見通しに。新興国を中心とした海外の火力発電プラントの需要は順調に拡大すると見込まれ、今後の利益成長の原動力になると思われる。じり高を払って上値指向を鮮明にする可能性もありそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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