中国の衛星放送、娯楽番組が大幅に減少

2012年1月9日 17:07

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記事提供元:スラド

eggy 曰く、 中国の衛星放送各チャンネルは1月1日から、娯楽番組を3分の1以下に減らしたという(China Daily USAの記事Channel NewsAsiaの記事WSJ.comの記事本家/.)。

中国のメディア監視機関SARFT(State Administration of Radio, Film and Television)は、プライムタイムに放送する娯楽番組を1本90分以内、週2本に制限すると昨年10月に発表していた。制限は1月1日からの適用とされており、各局の措置はこれを受けたもの。SARFTによれば、午後7時半から10時までに放送される娯楽番組は128本から38本に減少したとのこと。現在、衛星放送各チャンネルで放送されるニュース番組は計2時間以上。プライムタイムには30分以上のニュース番組が少なくとも2本放送されている。特にタレント発掘などのリアリティ番組、お見合い番組、「いい話」といった欧米テレビ番組のフォーマットを真似た娯楽番組が「低俗」であるとして改善要求のターゲットになっているという。

また、SARFTは昨年、タイムトラベルをテーマにした番組の放送を制限することも発表していたが、これも1月1日から適用されている。こういった番組が衛星放送で放送できなくなると、契約上の理由でオンラインビデオサイトでの放送もできなくなるとの見方もあるようだ(/.J記事The New York Timesの記事Marbridge Dailyの記事)。

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