オンラインゲームでの不正行為は感染する?

2011年12月27日 17:47

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 オンラインゲームのユーザーを対象にした調査によると、不正行為を行うユーザーと友人関係にあるユーザーは、そうでないユーザーよりも不正に手を染める傾向が高いそうだ(Technology Review本家/.)。

 まずもって、不正を行うユーザーは一緒につるんでいることが多いということがデータで示されているとのこと。また、不正行為にはある種の感染力があり、あるユーザーが将来的に不正行為に手を染める確率は、そのユーザーの友人の中にいる不正ユーザーの数に直接関連しているとのこと。

 ただし、不正行為に携わることは社会的地位に著しく影響していることも事実であるという。一度「チートに手を染めたユーザー」というレッテルを貼られると友人を失い、本人自らプライバシー設定等を変更するなどして友人から自身を切り離す傾向もみられるとのことだ。

 この調査は1200万人のユーザー数を持つゲーマーSNS「Steamコミュニティ」のユーザーを対象に行われたとのこと。このうち70万人が不正行為を行っているとされている。

 今回の調査で明らかになった構図を利用すれば、将来的に不正行為を行う確率の高いユーザーの洗い出しなど、不正行為防止に役立てることが可能と考えられるとのことだ。

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