カンタス航空の急降下事故、ソフトウェアのバグが原因だった

2011年12月22日 11:00

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記事提供元:スラド

 eggy 曰く、

 2008 年 10 月 7 日に起きた、豪カンタス航空のエアバス A330 が 2 度も立て続けに急降下した事故により 39 人が病院に運ばれ、うち 12 人が重傷を負うこととなった。同事故に関して調査を続けていたオーストラリア交通安全局の調査報告書によれば、事故の直接的な原因となっていた速度計の不具合は、飛行操縦システムのバグによるものであったとのこと (Stuff の記事本家 /. 記事より) 。

 バグが原因で実際に不具合を起こしたのは 3 つある速度計のうちの 1 つであるが、断続的に全飛行パラメータの誤データを飛行操縦システムに送信し続けていたという。また飛行操縦システムに使用されていた 1990 年代に書かれたアルゴリズムは、速度計から送信される誤データにより急降下を起こす可能性があったことが分かったとのこと。

 たった一つのバグが命取り。

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