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ORIXグループ、電力一括購入サービスを小規模マンションに導入
オリックス電力は、マンションの電気料金を削減する「電力一括購入サービス」の対象を、電気室を設けていないマンションに拡大する。
「電力一括購入サービス」は、オリックス電力が、一般家庭が個別に契約するよりも料金単価の安い高圧電力を電力会社から一括受電し、マンション向けに低圧に変圧し配電することで、利用者の電気利用料金を削減するサービス。これまでは、受変電設備を設置する電気室が備わったマンションのみを対象としており、80戸未満の電気室を設けていない小規模マンションなどは、受変電設備の設置場所確保などの問題から同サービスの対象外としていた。
今回オリックス電力は、電気室を設置していないマンションに対して、キュービクルという屋外に設置可能な受変電設備を使用することにより、同サービスの導入を可能にした。キュービクルの導入は、電気室内に設置する受変電設備と比較して設備コストがかかるが、小規模物件に対し、汎用性が高く省スペースで設置可能なキュービクルを活用することにより対応を可能にしている。
同サービスの導入にあたり、マンション開発事業者にとって小規模マンションにおいても販売可能面積の減少につながる電気室を確保する必要がなくなり、同サービスの採用が容易となる。
オリックス電力は、第一弾として、大京が今月より販売を開始する新築分譲マンション「ライオンズふじみ野マークレジデンス」(埼玉県富士見市、総戸数61戸)に同サービスの導入を予定している。
今後もオリックス電力は、同サービスによる電気利用料金の削減に加えて、一括受電システムを活用し太陽光発電システムを組み合わせたコスト削減と省エネルギーを同時に実現するサービスなど、付加価値の高いサービスを提供していく。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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