米無人偵察機、偽のGPS信号に騙されていた

2011年12月18日 15:00

印刷

記事提供元:スラド

大きな損傷もなくイランに拿捕された米無人偵察機RQ-170 Sentinelは、偽のGPS信号に騙されてイラン国内に着陸していたとのこと(The Christian Science Monitorの記事本家/.)。

先日のストーリーの続報となる。イランは妨害電波によりRQ-170と遠隔操縦システムとの接続を切断し、強制的に自動操縦モードに移行させたのだという。RQ-170はGPS信号を頼りにアフガニスタンの基地に向かったが、偽のGPS信号に誘導されてイラン国内に着陸してしまったそうだ。こうしてイランは遠隔操縦システムに侵入することなく、RQ-170を乗っ取ったというわけだ。なお、報道された写真では胴体下部が覆われていたが、本当の基地と実際の着陸地点とでは数メートルの標高差があり、着陸時に破損したものとされている。 スラッシュドットのコメントを読む | テクノロジー | 軍事 | 通信 | アメリカ合衆国

 関連ストーリー:
イラン、捕獲した米軍無人機をリバースエンジニアリング中。クローン作成も計画 2011年12月16日
米軍の無人偵察機、イランに拿捕される。「電子戦部隊」によってハックされた? 2011年12月09日
中国の国産無人偵察機の試験飛行確認される? 2011年10月20日
北朝鮮によるGPS妨害、韓国政府の対応は「家庭用アルミホイルをアンテナに巻く」 2011年09月26日
米韓軍事演習中の緊急着陸、北朝鮮の妨害電波で GPS 障害 2011年09月13日
「GPS ジャマー」のおそるべき効果 2011年03月11日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事