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ダイキン、住宅用太陽光発電システムの自社ブランド「Sky Solar」を発売
ダイキン工業は6日、空調・給湯・換気などのHVAC(ヒーバック)機器に加えて、創エネ機器として、住宅用太陽光発電システム『Sky Solar(スカイソーラー)』3タイプを、2012年4月1日より順次発売すると発表した。
住宅用太陽光システム市場は、国および自治体の補助金や余剰電量買取り制度により、2010年度の20万件から、2015年度には45万件に伸びることが予想されている。近年のオール電化の浸透や節電・省エネの意識の高まりから、エアコンをはじめヒートポンプ給湯機や床暖房システムの導入と同時に、太陽光発電システムを検討するケースが増えており、機器単体だけでなく創エネも含めたトータルでの提案が求められている。
同社は、住宅のエネルギー収支をゼロにする「ネットゼロエネルギー」の実現を目指し、2010年3月より京セラ製の住宅用太陽光システムを販売してきた。約1年半にわたる販売実績や引き合いの傾向、顧客の関心の高さ等を勘案し、今回、自社ブランドによる販売を開始する。
住宅用太陽光システムの施工・メンテナンスを同社グループ内で完結できるよう、グループの工事・施工力を強化する体制を整え、同社グループの全国販売ルートで本格的に取り扱う。現在、太陽光システム事業に関わる施工者は京セラ製の太陽光施工認定を取得しているが、さらなる施工技術を高めるため、2011年6月からは自前の社内研修所でも高い基準を設けたプログラムを作り、施工技術の向上を図っている。
取り扱う太陽光システムは、屋根の搭載容量にこだわり、複雑でかつ多様な屋根の美観を保ちながら高い容量を発電できるよう屋根形状別に3タイプ(S、P、Gタイプ)の太陽光モジュールを取り揃え、最適な太陽光システムを提案する。また、同システムは、高い品質で性能劣化が低く、長期間にわたって効率の高い発電を有する太陽光モジュールを採用しており、品質評価では、一般的なIECの基準よりもさらに厳しいTUVの長期連続試験の認証を世界で初めて取得している。
これにより同社は、省エネ特性に優れた同社の空調をはじめとしたヒートポンプ関連機器を住宅用太陽光システムと組み合わせることで、多様な顧客のニーズに応えるソリューション提案力を強化していく。
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