日産、独自開発したEV用新型急速充電器を発売 実質31万8,500円から

2011年12月1日 14:50

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新型急速充電器(標準仕様)(画像:日産自動車)

新型急速充電器(標準仕様)(画像:日産自動車)[写真拡大]

 日産自動車は30日、同社が独自に開発した新型の急速充電器を、同日より全国の日産部品販売会社にて販売開始すると発表した。

 同新型急速充電器は、車両と充電器本体を通信させた漏電監視や各種安全装置を採用することで高い安全性を確保している。また、CHAdeMOプロトコルに準拠することで、日産および他社の電気自動車に対応するなど、従来の日産製急速充電器と同スペックの高性能を有しながら、本体を容積比で約半分のサイズに小型化し、より小さなスペースにも設置することが可能になった。

 さらに、新回路技術の採用や日産の生産・開発技術を最大限活用したシンプルで無駄のない構成とすることで、高品質でありながら従来型比で半額以下となる59万8,500円(税込)からの設定という低価格を実現。加えて、国の充電設備等に対する補助制度を利用することで最大で本体価格(税抜き)の半額程度の補助を受けることができ、実質の価格は31万8,500円からとなる。

 日産は、各地方自治体や集客施設、全国の日産販売店等へ新型急速充電器の設置、導入を促進し、日本全国の充電インフラ網を整備することを通じて、顧客が安心して快適に電気自動車をドライブできる環境づくりへ貢献していく。

 現在、日産の販売店には急速充電器が約200店舗に設置されているが、さらに約200店舗に増設し、2011年度末までに現状の2倍となる合計400店舗に急速充電器が設置される予定。また、販売を共同で進めていくパートナー企業も積極的に募集し、2015年度末までに5,000基の新型急速充電器を販売することを目指す。

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