日野自動車、非接触給電HVバスを東京モーターショーで実証運行 東京ビッグサイト~豊洲駅間

2011年11月30日 10:55

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デザインを一新した非接触給電ハイブリッドバス(画像:日野自動車)

デザインを一新した非接触給電ハイブリッドバス(画像:日野自動車)[写真拡大]

 日野自動車は30日、東京モーターショーにおいて、非接触給電ハイブリッド(HV)バスの実証運行を実施すると発表した。日野自動車は、国土交通省プロジェクトに参画し非接触給電HVバスの開発を進めているが、今回、開発に必要なデータ採取などを目的として実証運行を実施する。

 非接触給電HVバスは、大容量の電気モーターと小排気量のディーゼルエンジンを搭載し、通常はモーターのみでEV走行するバス。路線の起終点や車庫等に設置した給電設備と車両の受電装置との間で、大容量の非接触給電により急速充電が可能。非常時や充電装置が設置されていない区間を走行する場合、また高台への登坂時等にはディーゼルエンジンを併用し、HVバスとして走行する。

 今回の実証運行は、東京モーターショーの開催期間を含めた12月2日(金)から18日(日)までの17日間運行する。運行区間は、東京ビッグサイト~豊洲駅間で、1日5便を予定している。東京ビッグサイト中央ターミナルを起終点、豊洲駅バスロータリーを途中バス停と想定し、双方に設置した給電設備での給電を実施し、検証を行う。なお、乗車には整理券が必要となる。整理券の発券は乗車場所近傍にて行う。

 今回の実証運行に供試する車両は、デザインを一新。さらに、充電のワンタッチ自動化や電力供給機能装備など、改良を加えている。

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