【銘柄診断】魚力は経営基盤の再構築が進み、利益の回復度合ピッチが速まる

2011年11月23日 16:47

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  魚力 <7596> は10月末にかけ下方に離れ、現在は値固めを継続中。東日本大震災以降、花火大会やイベントなどの中止・延期のほか、原子力発電所の事故による放射能汚染の風評被害も見られ、4月~7月の既存店舗の売上高は対前年同期比5%前後の減少で推移していた。

  しかし8月~9月はイベントなどの自粛ムードも和らぎ対前年同期比は2~3%の減少まで回復。前期の新規出店の効果も加わり、今2012年3月期は営業利益1億6200万円(前年同期500万円)と急回復を見込む。当期の増収率は2.5%に留まっており、利益の回復が大きくなっている。

  今年度の経営目標に改革の断行による経営基盤の再構築を掲げ、店舗運営体制の見直しや、本部運営コストの削減、各事業の収益確保に取り組み、グループ全体の業績回復を図ってきたことの効果である。

  今3月期通期でも営業利益は6億円と前年同期比53.7%増を見込んでいる。米国での展開など世界的な魚介類の消費拡大を吸収しており、今後の展開が期待されるところ。下方硬直性を発揮し、出直りのタイミングを模索する動きとなりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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