大林組、自社物流倉庫にメガソーラー発電を導入 屋根全面約13,000m2を利用

2011年11月18日 18:10

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(仮称)久御山物流センターのイメージ(画像提供:大林組)

(仮称)久御山物流センターのイメージ(画像提供:大林組)[写真拡大]

 大林組は17日、新規建設予定の自社物流倉庫屋根上(仮称:久御山物流センター、京都府)にメガソーラー級発電施設の導入を決定したと発表した。なお、モジュールはパナソニック製を採用する。

 大林組は、当該物流倉庫屋根全面(約13,000m2)を用い、約1千キロワットの大規模太陽光発電を大手建設会社として初めて自ら手掛けることで、EPC(Engineering, Procurement and Construction:設計、調達、施工)一連のノウハウを蓄積し、次世代エネルギーに関する顧客のニーズに合わせた最適なソリューションの提供に注力していく。

 すでに、大林組は、約1万キロワットの地上置きメガソーラーを施工中であり、基礎および架台の施工生産性の省力化やコストダウンなど、施工に関するノウハウの蓄積を進めている。今後は、EPCを一連で手掛け、機能性を追求しながら信頼性の高い施設を短期間で構築するなど、顧客のニーズに合わせた最適なソリューションを提供する。また、太陽光発電導入を検討している顧客に向けて、事業の企画から運営までをトータルサポートし、事業者の立場に即したプランを提案する。

 大林組はその他、稚内市でPFI事業によるバイオマス施設(一般ごみを発酵させて発生したメタンガスを発電に利用)を建設中であり、また、NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)補助事業による海上風力発電事業のFS(フィージビリティスタディ【実行可能性調査】)にも取り組んでいる。今後、積極的に環境配慮型の発電事業に取り組むことで、顧客の満足度を向上させるとともに、持続可能な社会の実現に貢献していく。

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