関連記事
CPUの廃熱を利用してデータセンターを冷却
記事提供元:スラド
slashvista 曰く、 富士通研究所が、CPUから発生する廃熱を利用してサーバルームの冷却に使用する冷水を製造する技術を開発した。
吸着材に水分を吸着させて蒸発させ、その際に周囲の熱が奪われることを利用して冷水を作るというもの。従来は65℃以上の水温が必要だったが、乾燥性能を向上させた新素材の吸着材を開発することで55℃での冷却を実現。CPUの廃熱が安定しないという問題に対しては、廃水の流量を制御することで一定の範囲に保つ技術を開発したとのことである。この二つを組み合わせることで、CPUから発生する廃熱を利用して15~18℃の冷水を連続的に製造することができるという。
この技術を採用すれば、データセンターでの空調消費電力を最大で約20%削減することができるということで、地味であるが有望な技術かもしれない。
スラッシュドットのコメントを読む | mainpage | 電力 | IT
関連ストーリー:
日本はデータセンターも「ガラパゴス化」? 2011年07月15日
ドクター・中松、「重さ4.6g、消費電力4W、胸に入れるだけでOK」という冷却装置を開発 2011年06月30日
日本マイクロソフト、サーバールームの温度設定を上げることで大幅な節電が可能との試算を示す 2011年06月27日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク