安全にパスワードを共有するには?

2011年11月3日 11:57

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記事提供元:スラド

cheez 曰く、 本家/.「Ask Slashdot: How To Securely Share Passwords?」より。

 ITに精通した父が急逝した。父は請求書の支払や銀行取引、eBayなどのオークションサイトでの売買、PayPal、投資などすべてをオンラインで行っていた。

亡くなったときにも出品中のオークションがあり、返品された品物に対する返金処理が残っていた。医療保険も自動引き落としになっていたが、これらのシステムにログインできないため、キャンセルすることもできなかった。不幸中の幸いはGmailがログイン状態だったことで、父あてのメールを自分のアカウントに転送するように設定することができたことぐらいだろうか。最終的には各機関に電話で問い合わせたのだが、すぐに対応してくれるところがある一方、死亡証明書や遺言執行者であることの証明が必要なところもあった。その間にもオークションでは品物が売れていき、必要のない請求も発生していった。

自分にもしものことがあった場合に身内が同じような目にあわないよう、ログイン情報を残しておきたいと思う。私は毎月パスワードを変更し、サイトごとに異なるパスワードを使用している。私が生きている限り、私のアカウントに身内の者がアクセスできる状態にしたくはないので、毎月リストを渡すわけにもいかない。何かよいアイディアはないだろうか。。

 本家/.では「心配するな、そのときにはもう死んでいるのだから」なんてアドバイスも送られている。先日も「ユーザーの死亡時に近親者へパスワード情報を届けるサービス」というストーリーが掲載されているが、パスワードを知らせるだけでなく、本人死亡時の手続き方法を確認しておく必要もあるだろう。何か対策を用意している/.Jerはいらっしゃるだろうか。

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