トヨタホーム、スマートハウス「since asuie」を発売 家とクルマの連携を実現

2011年11月2日 14:43

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【南入(メイン外観)】(画像提供:トヨタホーム)

【南入(メイン外観)】(画像提供:トヨタホーム)[写真拡大]

  • 【東西入】外観(画像提供:トヨタホーム)
  • 【北入】 外観(画像提供:トヨタホーム)

 トヨタホームは2日、スマートハウス専用住宅として「since asuie(シンセ・アスイエ)」を新たに商品化し、11月19日から全国のトヨタホーム販売店を通じて発売すると発表した。

 「since asuie」は、国内初となる“家とクルマとのエネルギー連携”をはじめとしたトヨタホーム独自の“スマートハウス技術”に、震災以降の家族回帰志向にあわせた“生活提案”を融合させた住宅。スマートハウスの中枢となるHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)や太陽光発電、EV・PHV充電器などを標準搭載、スマートハウスとして初めて非常時給電システムを標準搭載している。

 「since asuie」は、スマートハウスにふさわしいスタイリッシュなデザインを採用し、屋根はフラット屋根を採用、建物は正面に「ファサードアイコン」(建物正面に必ずL字を配したデザイン)を配置して、すっきりとした印象の外観デザインとしている。

 スマートハウスとしての設備は、太陽光発電、オリジナルエコキュート、熱交換型換気システム「Pure24セントラル」などのエコアイテムに加え、HEMS、EV・PHV充電器、非常時給電システム、キーをかざすだけで施錠・開錠ができ、HEMSとも連携する電気錠「ラ・ロック」などを標準で搭載している。また、家庭用蓄電池などをオプションで用意している。

 スマートハウスとして中心的な役割を果たすのは、「見える化」と「制御」を行うHEMS。家中のエネルギーの使用状況がHEMSの液晶モニターに分かりやすく表示される。太陽光発電の発電状況や蓄電池の蓄電レベル、部屋ごとの電力使用状況などが一目で確認でき、トイレの電気や書斎のエアコンの消し忘れを消すといった省エネ行動を促進し、電気代を節約することができる。

 また、「since asuie」の画期的な点は、クルマとのエネルギー連携を可能にしたスマートハウスであること。過度の電力集中をさけるピークカット機能やタイマー充電といった「充電制御」を実現。家の中にいながら、HEMSによってガレージにあるEV・PHVの充電状況や走行可能距離を確かめることができるほか、HEMSからの遠隔操作で、エンジンをかけることなく、家の電力を使って冷房をオンにすることなども可能になる。
 
 「『since asuie(シンセ・アスイエ)』は、『エコミライの家』(商品の総合名称)として“地球環境に配慮した住まい”づくりを進めるトヨタホームが、環境に配慮した家と、今後普及すると思われるEV(電気自動車)・PHV(プラグインハイブリット車)を連携させ、家もクルマもCO2排出『ゼロ』を目指す“新しい時代の新しい価値観を持った住まい”として開発したスマートハウス」と同社はコメントしている。

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