中国、「神舟8号」を打ち上げ

2011年11月1日 09:30

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 中国国家航天局(CNSA)は北京時間11月1日5時58分(日本時間6時58分)、無人宇宙船「神舟8号」を載せた長征2号Fロケットを、甘粛省の酒泉衛星発射センターから打ち上げた。

 打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約10分後に「神舟8号」を所定の軌道に投入し、打ち上げが成功した。

 今後、「神舟8号」は飛行を続け、「天宮1号」との接近試験(ランデブー)を行い、その後、遠隔操作による「天宮1号」への無人ドッキングを行う予定となっている。

 神舟は中国の有人宇宙船だが、「神舟8号」には様々な改良が加えられており、手動と自動によるドッキングが可能だという。今回は初のドッキング試験で、無人で打ち上げられた。

 「天宮1号」は中国初のドッキング目標機で、重さ約8.5トン。9月29日に打ち上げられ、現在軌道上で安定に飛行している。中国は今後2年間かけて「神舟8号」、「神舟9号」、「神舟10号」を打ち上げ、「天宮1号」とのドッキング試験を行う予定。

 中国は現在、独自の宇宙ステーション計画を進めており、2015年までに「天宮2号」と「天宮3号」を打ち上げ、最終的に2020年までに中国初の宇宙ステーション「天宮」を完成させる計画となっている。

 なお、今回の打ち上げは長征ロケットシリーズにとって149回目の打ち上げだった。

 ■神舟八号飛船発射園満成功!
http://cmse.gov.cn/news/show.php?itemid=1917

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