NASA、次世代地球観測衛星「NPP」を打ち上げ

2011年10月31日 14:30

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記事提供元:sorae.jp

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 米航空宇宙局(NASA)とアメリカ海洋大気圏局(NOAA)、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス社(ULA)はアメリカ東部夏時間10月28日5時48分(日本時間18時48分)、次世代地球観測衛星「NPP」を載せたデルタロケット(デルタII)を、カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から打ち上げた。

 打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約59分後に「NPP」を所定に軌道に投入し、打ち上げが成功した。

 今回の打ち上げ成功を受け、ULA社のジム・スポンニック(Jim Sponnick)副社長は「NASAの50回目のデルタII打ち上げを成功させ、ULAは誇りに思っています」と述べた。

 「NPP」は次世代地球観測衛星で、11種類もの観測センサーを搭載し、高度約800kmの極軌道から大気、海洋、陸地表面のデータを収集する。集められた観測データは地球規模の気象モデルの改良や、より正確なアメリカの24時間天気予報などに役に立つという。

 写真=NASA。

 ■NPP Satellite Launches On Earth-Observing Mission
http://www.nasa.gov/mission_pages/NPP/main/index.html

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