パナソニック電工、産業用リチウムイオン蓄電システムを住宅向けにも販売へ

2011年10月27日 18:30

印刷

 パナソニック電工は27日、8月31日から受注を開始している産業用リチウムイオン蓄電システム(1.6kWh/3.2kWhタイプ)について、同システムから発生するノイズを、VCCIで規定されている住宅環境の基準値未満にまで低減したことで、住宅にも設置が可能となったと発表した。これに伴い、従来の産業用途に加え、住宅用途にも販売対象を拡充し、11月15日から受注を開始する。

 東日本大震災以降、停電や災害時の電力供給に対する備えや、電力のピークシフトができることから、蓄電システムの住宅設置に注目が集まっている。このような背景を踏まえ、今回同社は、産業用リチウムイオン蓄電システムの販売を住宅用にも拡充した。

 同システムは、長年培ってきた信頼性の高いリチウムイオン電池を採用した蓄電用標準電池ユニットの搭載に加え、既に発売している産業用システム(VCCI規格クラスAに準拠)よりも発生ノイズレベルを抑制し、住宅環境での使用を想定しているVCCI規格クラスBに準拠した。

 価格は、蓄電容量1.6kWhタイプが138万6,000円(税込)で、蓄電容量3.2kWhタイプが168万円(税込)。

関連記事