Apple が Siri をサードパーティに開放する日は来るか?

2011年10月21日 11:30

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記事提供元:スラド

 capra 曰く、

 iPhone 4S で提供されている音声アシスタント機能「Siri」は、他アプリケーションとの連携が進めばその機能の進化も一気に進むとの論が Technology Review にて紹介されている (本家 /. 記事より) 。

 現在は天気予報やおすすめのレストランを教えてくれたり、カレンダー機能のスケジュール調整などを行ってくれる Siri だが、他アプリケーションとの連携が進んでこそ真の意味での「ユニバーサル・アシスタント」へと進化できるのではないかとのこと。Siri は元々、米 DARPA (国防高等研究計画局) によって立ち上げられた人工知能プロジェクトから派生している。技術的には映画や劇場、また飛行機の予約など、ほとんど全てのウェブサービスと Siri とを統合することは可能であると SRI インターナショナルにて Siri の前身の開発にあたっていた Norman Winarsky 氏は言う。

 同氏曰く、Siri と連携するアプリケーション側に独自の AI があれば現在よりも更に複雑な決断をアシストすることも可能になるとのこと。また、各アプリケーションに統一された自然な音声インタフェイスが登場することにより、アプリケーションによって異なる操作などを覚える必要も無くなる利点があるという。

 iPhone の成功には、多くの開発者が様々な革新的なアプリケーションを開発し、斬新なアイデアや技術を端末にもたらしたことが背景にあるのは確かだろう。Siri がサードパーティに開放される日は果たして来るだろうか?

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