昭和シェル、石油ファンヒーター専用灯油をネット販売 アマゾンにも出品

2011年10月20日 21:59

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「Shell heat clean」 18L缶(スチール)(画像提供:昭和シェル石油)

「Shell heat clean」 18L缶(スチール)(画像提供:昭和シェル石油)[写真拡大]

 昭和シェル石油は20日、天然ガスを原料とした石油ファンヒーター専用の灯油を、これまで「Shellエコ灯油」として独自に販売してきたが、11月1日から「Shell heat clean(シェル ヒートクリーン)」に名称を変更し、従来よりも販売エリアと販売チャネルを拡大すると発表した。

 「Shell heat clean」は、天然ガスを原料とする燃料「GTL(Gas To Liquids/ガス・トゥー・リキッズ)」をベースとする石油ファンヒーター専用灯油。GTL燃料は、石油由来ではないため、硫黄分をほとんど含まず、燃焼がクリーンで、石油系燃料特有のにおいがないのが特長。天然ガスへの関心が高まっている中、注目されているエネルギー。

 名称変更は、名前を聞いただけで商品の特長を理解してもらえるように、「heat clean」とした。「heat」で“暖かさ”を、「clean」で“においが少なく、給油の時に手がベトつかない、クリーンな特長”を表現した。

 「Shell heat clean」の特長は、「石油系燃料に比べてにおいが少なく、部屋で保管しても気にならない」ことや「手についても、ベトつきが少なく、給油作業時にも気にならない」こと、「一般灯油に比べ、燃焼がクリーンで、“快適なあたたかさ”を保つことができる」こと。

 今回、リニューアルにより、「Shell heat clean」の販売エリアを拡大する。昨年は首都圏・関東・近畿の限定店舗(13都府県/119店舗)での販売だったが、今年11月1日より、北海道から九州の限定店舗(37都道府県/約400店舗)に拡大し、より多くの顧客が利用できるようにする。なお、販売するのは18L缶と4L缶(限定SSのみ)の2種類。販売店舗数は今後さらに増加させる予定。

 また、販売チャネルの拡大として、昨年に引き続き、昭和シェル石油のホームページにもリンクしている「Shell heat clean」専用サイト(http://www.heatclean.jp)において、インターネット注文による宅配販売を、日本全国(沖縄・離島・他一部地域除く)を対象に実施する。宅配販売を利用することで、寒い冬に外に出かけて、重いポリタンクを運ぶ必要がなくなる。販売価格は4,200円(18L缶/配送料込み・税込み)となっている。

 さらに、今回、11月1日から、インターネットショッピングサイト「Amazon.co.jp」に出品。「Shell heat clean」専用サイトだけでなく、「Amazon.co.jp」サイトにおいても「Shell heat clean」が購入できるようになる。販売は18L缶のみ。

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