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ロンドンのビッグベン、肉眼でわかるほどの傾きに
記事提供元:スラド
headless 曰く、 「ビッグベン」の愛称で知られる英国国会議事堂の時計台が、肉眼でわかるほどの傾きになっているとのこと(The Telegraphの記事、BBC Newsの記事、ロイターの記事)。
ビッグベンの傾きは1999年から調査されているが、2003年以降はそれまでの年平均0.65ミリから年平均0.9ミリに傾く速度が増しているという。原因としては周辺の開発による地盤沈下などが影響しているという見方もあるが、確証は得られていない。
現在ビッグベンは北西方向に0.26度傾き、頂上部分は垂直から43.5センチずれており、議会広場からビッグベンの写真を撮影する観光客たちが傾きを話題にするほどだという。ただし、傾きは安全範囲内に収まっており、現在の速度で傾き続けてもピサの斜塔と同じ傾きになるまでに4,000年程度かかるとのこと。傾きの速度が大幅に増さない限り、緊急の対策が必要になることはないようだ。
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