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MIT、太陽エネルギーを貯蔵できる形式に変換できる「人工葉」を開発
記事提供元:スラド
danceman 曰く、 マサチューセッツ工科大学(MIT)は、太陽エネルギーを貯蔵可能な化学形式に変換できる装置の開発に成功したとのこと。同装置は外部配線や制御回路など頼ることなく、まるで生きている葉っぱのように機能するため「人工葉(Artificial Leaf)」と呼ばれている(本家/.、MITnews記事)。
「人工葉」は、薄いシート状の半導体シリコンの片面に酸素化触媒としてコバルト層を、反対側には水素化触媒としてニッケル、モリブデン、亜鉛を混合した層を接着させたものであるが、水に沈めて太陽光を照射すると水分解反応をおこし、コバルト触媒側から酸素、反対側からは水素の気泡が出てくる。出てきた酸素と水素を混ざらないように集めることで、後に水素と酸素を化合して電気を生み出す燃料電池に供給することできる。
これまでの太陽電池はプラチナなど高価な触媒に頼っており、電解液による腐食の問題があったが、「人工葉」は普通の真水でも機能するうえ、シリコンやコバルト、ニッケルといった安価な材料で作製することができる。将来的に「人工葉」の技術を採用した安価な太陽光パネルが住宅の屋根に設置されることになるのかもしれない。
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