関連記事
スペースX社、再使用型ファルコン9ロケットのコンセプトを発表
Image credit: SpaceX[写真拡大]
スペースX社(Space Exploration Technologies Corporation)のイーロン・マスクCEOは9月29日、ナショナル・プレス・クラブで講演し、 再使用型ファルコン9ロケットのコンセプトを発表した。
再使用型ファルコン9ロケットは推進剤を残し、ペイロードを切り離した後、初段と2段目のエンジンをそれぞれ逆噴射し、機体を減速させ、地上に垂直着陸し、全段再利用するコンセプトだという。
「(垂直着陸)は非常に難しいエンジニアリング問題です。しかし、私たちはそれを解決できるという結論に達し、それを実現しようとしています。ここで必ず成功するとは言っていません、私たちは失敗するかもしれません。でも、私たちは成功させるために努力するつもりです。私たちは既に机上で設計し、計算し、シミュレーションも行っています」
再使用型ファルコン9ロケットの開発について、イーロン・マスクCEOはこのように述べた。
また、同氏は打ち上げコストについて、「再利用できれば、打ち上げコストは100分の1程度になるでしょう」と述べた。
同社が公開している動画を見ると、有人宇宙船「ドラゴン」についても同様な機能を搭載し、打ち上げロケットから帰還カプセルまで、全て逆噴射回収できる設計となっている。
■NATIONAL PRESS CLUB LUNCHEON WITH ELON MUSK
http://www.spacex.com/npc-luncheon-elon-musk.php
【関連記事】
・スペースX社、ファルコンヘビーロケットを2013年に打ち上げ
・ファルコン9ロケット2号機打上げ、ドラゴン大気圏再突入成功
・ファルコン9ロケット2号機、12月7日に打ち上げ
・ファルコン9ロケット2号機、打ち上げは11月18日に延期
・ファルコン9ロケット2号機、9月に打ち上げ
スポンサードリンク