三洋電機のHIT太陽電池モジュール、ロンドンの世界最大のソーラーブリッジに採用

2011年10月5日 21:38

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ブラックフライアーズ駅再開発・完成予想図(画像提供:三洋電機)

ブラックフライアーズ駅再開発・完成予想図(画像提供:三洋電機)[写真拡大]

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 三洋電機は4日、英国ロンドン市内のテムズ川に架かる橋上にあるブラックフライアーズ駅の再開発プロジェクトにおいて、同社製のHIT太陽電池モジュールが採用され、設置工事が開始されたと発表した。2012年夏の設置工事完成後は、世界最大のソーラーブリッジになる。

 採用されたHIT太陽電池モジュールは、4,410枚で1.103MW規模。発電される電力量は、年間900MWhが見込まれており、ロンドンで最大規模の太陽光発電システムとなる。この太陽光発電システムで、ブラックフライアーズ駅で使用される電力の50%を賄うとともに、年間約511トンのCO2排出量を削減する。

 ブラックフライアーズ駅は、乗客向けサービスのさらなる向上のため、英国 ネットワークレール社により、再開発が行われている。この再開発で取り付けられた駅舎の新しい屋根に、6,000平方メートル分のHIT太陽電池モジュールが設置される。また、新しい駅舎では、太陽光発電システムに加えて、雨水の有効活用や自然光取り入れなどの最新の省エネ技術が採用される予定。

 三洋電機の子会社であるサンヨー・コンポーネント・ヨーロッパ社のソーラー部門の小松茂樹ディレクターは、「三洋製のHIT太陽電池モジュールが、ブラックフライアーズ駅の再開発に使用されることを非常に誇りに思う。我々の太陽電池モジュールの変換効率の高さは、必要とされるスペースにおいて理想とされる最大の発電をおこなう。この有名なロンドンの象徴的な建物に設置される当社の太陽電池モジュールが、いかに都市の環境保全を支援することができるか、地球温暖化を最小限にすることができるかを実証することで、太陽電池や他の再生可能エネルギー技術に関する理解を促すことを望む」とコメントしている。

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