下がり続ける日本の「IT競争力ランキング」

2011年10月1日 13:01

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記事提供元:スラド

hylom 曰く、 BSAが2011年版の「IT産業競争力のベンチマーク(IT Industry Competitiveness Index 2011)」を発表した。首位は米国で、日本は16位(IT Industry Competitiveness Index 2011ITproの記事)。

気になるのは、日本の順位が年々下がっている点だ。BSA日本のWebサイトで公開されている過去の調査結果によると、2007年には2位だった日本が、2008年および2009年は12位、そして2011年には16位となっている。いっぽうの米国は2007年からずっとトップの座を明け渡していない。

カテゴリ別スコアの日米比較 カテゴリ 米国 日本 総合指数スコア 80.5 63.4 総合ビジネス環境 95.3 82.9 ITインフラ 76.5 69.9 人的資本 74.1 50.7 研究開発環境 74.3 56.9 法的環境 92.0 79.0 IT産業発展への支援 87.2 58.9
日本の総合指数スコアは63.4。総合ビジネス環境と法的環境のスコアが比較的高めだが、これらのカテゴリはスコアの高い国が多く、順位としてはそれぞれ23位と20位。総合指数スコアよりも順位の高いのは、研究開発環境(6位)、ITインフラ(13位)、人的資本(14位)の3カテゴリとなっている。IT産業発展への支援は29位。なお、カテゴリ名表記はBSA日本のWebサイトで公開されている過去の調査レポートに従っている。

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