Windows 8のプリインストールマシンで他のOSがブートできない可能性

2011年9月25日 18:31

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 Windows 8のロゴプログラムでは、最新のUEFIに搭載されたセキュアブート機能が必須となる。セキュアブートは実行ファイルやドライバーの読み込み時に公開鍵基盤(PKI)認証を行うことにより、ルートキット感染などの防止を目的とするものだ。しかし、Red Hatの開発者Matthew Garrett氏によれば、これが原因でLinuxなど他のOSが起動できなくなる可能性もあるという(Matthew Garrett氏のブログ記事japan.internet.comの記事Network Worldの記事本家/.)。

Windows 8の署名方法は2種類考えられる。1つはMicrosoftがWindows 8に署名し、公開鍵をすべてのシステムに共通して組み込む方法、もう1つはOEMベンダーがプリインストール版のWindows 8に署名して、公開鍵を自社製品に組み込む方法だ。後者の場合はパッケージ版のWindows 8を実行できないほか、ベンダーが署名入りバージョンを提供しない限り、Windowsのアップグレードも不可能となる。もちろん、どちらの場合でも従来のLinuxを起動することは不可能だ。

署名入りのLinuxを提供することも考えられるが、GPL v3では秘密鍵の公開が必要となる点や、OEMベンダーのファームウェアに公開鍵を組み込んでもらう必要がある点など、いくつかの問題があるという。ただし、セキュアブート機能を無効化できるファームウェアを搭載したパソコンが出荷される可能性もあるので、現時点でパニックに陥る必要はないが、気に留めておく必要はあるだろうとGarrett氏は結んでいる。

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