NASA、次世代大型ロケット計画を発表

2011年9月15日 12:00

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記事提供元:sorae.jp

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 米航空宇宙局(NASA)は9月14日、退役したスペースシャトルの後継となる次世代大型ロケット(SLS=Space Launch System)の開発計画を発表した。

 この新しい大型ロケットの初段にはスペースシャトルの固体ロケットブースターやRS-25D/Eエンジンが再利用され、上段にはJ-2X上段エンジンが使用される予定となっている。

 貨物用と有人用の2種類が検討されており、最大打ち上げ能力は130トンにも達し、アポロ計画のサターンVロケットを超える史上最強のロケットとなる。また、有人用にはオリオン多目的有人宇宙船(MPCV)が搭載される予定で、国際宇宙ステーション(ISS)へのミッションのほか、小惑星や火星への有人探査ミッションなども検討されている。

 最初の無人打ち上げは2017年に予定されているが、NASAの試算によると、それらを実現するためには、年間30億ドルの開発予算が必要だという。

 写真=NASA。

 ■NASA Announces Design for New Deep Space Exploration System
http://www.nasa.gov/exploration/systems/sls/sls1.html

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