ソユーズとプログレスの打ち上げ日程を発表

2011年9月15日 16:00

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記事提供元:sorae.jp

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 ロシア連邦宇宙局は9月13日、プログレス補給船(44P=M-12M)の打ち上げ失敗原因を特定し、延期が続いているプログレス補給船とソユーズ有人宇宙船の新しい打ち上げ日程をそれぞれ発表した。

 プログレス補給船(44P)の打ち上げ失敗原因について、ロシア連邦宇宙局は製造上で発生した問題で、ソユーズUロケットの3段目エンジン「RD-0110」でコンタミが発生し、ガスジェネレータの燃料流量減少につながり、緊急自動停止に至ったと説明している。今後の対策として、各製造段階で追加検査を行い、最終組立段階ではビデオモニタを用いた判定などを行う予定だという。

 また、これを受け、ソユーズロケットの打ち上げも再開される。ロシア連邦宇宙局はプログレス補給船(45P)の打ち上げを10月30日、ソユーズTMA-22の打ち上げを11月12日、ソユーズTMA-03Mの打ち上げを12月20日、プログレス補給船(46P)の打ち上げを2012年1月26日にそれぞれ設定した。ミッションの詳細については現在、米航空宇宙局(NASA)と調整している。

 ロシア連邦宇宙局は8月24日、プログレス補給船(44P)を載せたソユーズUロケットを打ち上げたが、上段エンジンに異常が発生し、打ち上げに失敗した。特に問題を起こした上段エンジン「RD-0110」は、ソユーズ有人宇宙船の打ち上げで使用されるソユーズFGロケットと共通しているため、プログレス補給船とソユーズ有人宇宙船の打ち上げは共に一時中断された。

 ■График запусков космических кораблей ≪Прогресс≫ и ≪Союз≫
http://www.roscosmos.ru/main.php?id=2&nid=17857

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