FLOATEC プロジェクト、洪水の時に浮く「水陸両用の家」を開発

2011年9月6日 11:30

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記事提供元:スラド

 eggy 曰く、

 ヨーロッパの研究開発プロジェクト FLOATEC では、洪水が起きた時に浮くよう設計された「水陸両用の家」を開発しているとのこと (gizmag の記事本家 /. 記事より) 。

 同プロジェクトの筆頭パートナー企業であり、浮体式建築物のリーディングカンパニーの Dura Vermeer 社によれば、何層にも重ねた軽量プラスチックを基礎部分に持つことでコンクリートの家を浮かすことが出来るという。またスペインの Acciona Infrastructures 社と共同で開発した発砲プラスチックをコンクリート層の間に何層にも重ねて差し込むことで作られるブロックはモジュール式に簡単に組み立てることができ、仕上げはコンクリートで塗り固めるだけとのこと。従来の技術であれば一定のサイズ及び重量を超過すると沈んでしまうが、より軽量で大きな建築構造が可能となったほか、建築コストも削減できたという。

 同プロジェクトは、海面上昇を危惧する低地の国オランダを主要な市場として見ており、また、100 年内に沈没するリスクに晒されるインド洋及び太平洋の小島嶼国でもこの技術を活かすことができると考えているとのこと。

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