大手出版社が参加するデジタルコミック協議会、北米向けに漫画オンライン配信サイトを立ち上げ

2011年8月26日 17:00

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記事提供元:スラド

  hylom 曰く、

 講談社や集英社、小学館など大手出版社が参加するデジタルコミック協議会が、北米向けに漫画のオンライン配信サイト「JManga」を立ち上げた ( (PDF)、サイトのスクリーンショット)。

 海外向けに合法的な手段で日本の漫画やその情報を配信することが目的とのこと。ただし現在は北米のみにサービスを提供しているとのことで、日本国内からは利用できない模様。まだサイトがスタートしたばかりとのことで、主要なコンテンツは漫画の第 1 話だけを無料で閲覧できる「Preview」となっている。また、一部の作品は「Store」にて 1 巻丸ごとの販売がされている。当然ながら漫画内の文字 (擬音を含む) は英語化されており、日本とは逆の右綴じ (右から左にページを進めていく) になっている。

 ただし、Preview については「NARUTO」や「ワンピース」などの人気作品を含む 100 本以上が並んでいるのに対し、「Store」についてはタレコみ時で 49 本、やや古めのラインナップが多い。閲覧は Web ブラウザ内で Flash 製のビューアで行う形だ。課金方法は月額 10 ドルのサブスクリプション式だが、10 ドルで無限に漫画を読めるわけではなく、10 ドルで 1000 ポイントが付与され、ポイントの範囲内で漫画を読めるというものになっている。ちなみに Store で販売されている漫画は、ざっと見た限り 1 冊 700 〜 900 ポイント程度であった。また、追加でポイントの購入も可能のようだ。

 ざっとサイトを見た限りラインアップは魅力的なものの、価格については (日本の価格と比較するからというのもあるが) やや高い気はする。Preview では 1 話分を丸々読めるので、課金はせずに興味のある漫画をちょっと見てみる、という使い方としてはよさそうではある。

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