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「時間をかけてクリアするゲーム」はもう流行らない?
あるAnonymous Coward 曰く、
本家/.「Coming Soon, Shorter Video Games」より。
コンピューターゲーム企業Activisionで長年にわたって制作を請け負っているKeith Fuller氏によれば、90%のプレイヤーはYouTubeでビデオクリップを見る以外にゲームのエンディングを見ることができないと聞いているとのこと。これはつまらないゲームに限ったことではないようで、2,300万以上のゲームセッションをトラックするRaptrによると、昨年高い評価を受けた「Red Dead Redemtion」ですら、最後までプレイしたのはわずか10%の熱狂的なゲーマーだけだったという(CNNの記事)。
結論としては、人々がゲームに費やせる時間は以前よりも減っており、100時間の壮大なゲームであっても、手早く進めるマルチプレイヤーモードを好む傾向があるとのこと。Fuller氏によれば、平均的な年齢(37歳。Entertainment Software Association調べ)のゲーマーは10時間のゲームを月に1~2回もクリアできればいい方だという。ゲームが短くても損した気にはならないし、数時間かかる長いゲームは他のタイトルに移行するまで時間がある限りプレイするだけになっているとのこと。熱狂的なゲーマーですら、短いゲームにひかれ始めているという。アトランタの熱狂的ゲーマーCasey Willis氏によれば「費用と時間に値するゲームになるとうれしい。とにかく、すごいゲームの10時間の方がつまらないゲームの20時間よりもいい。」とのことだ。
ゲームに割ける余暇の割合は以前より減っているのは確かだろう。また、オンラインのマルチプレイヤーモードの方がウケがいいというのも現実としてあり、携帯電話でのゲームなどプレイ形態の変化も影響しているだろう。
一人で時間をかけてクリアするゲームは過去の遺産となっていくのだろうか。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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