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『戦争の世紀を超えて』を読んで、連想株を見てみた=田北知見の銘柄ウオッチ
今、『戦争の世紀を超えて~その場所で語られるべき戦争の記憶がある』を読んでいる。東大教授の政治学者、姜尚中と、ドキュメンタリー映画監督でありノンフィクション作家でもある森達也が、ポーランドのアウシュビッツや、ドイツのベルリンの壁跡、日本の市ヶ谷記念館、朝鮮半島の38度線の国境地域など、戦争の「跡地」へ行き、戦争等についていろいろ語り合った内容を収録した本だ。[写真拡大]
(株式ジャーナリスト:田北知見の銘柄ウオッチ)
今、『戦争の世紀を超えて~その場所で語られるべき戦争の記憶がある』を読んでいる。東大教授の政治学者、姜尚中と、ドキュメンタリー映画監督でありノンフィクション作家でもある森達也が、ポーランドのアウシュビッツや、ドイツのベルリンの壁跡、日本の市ヶ谷記念館、朝鮮半島の38度線の国境地域など、戦争の「跡地」へ行き、戦争等についていろいろ語り合った内容を収録した本だ。
この時期だから読んでいるわけではなく、数ヵ月前から読み始めて、他の本を読む合間に少しずつ読み進んできたのだった。私は普段はそんな読み方はせず、本は一気に読んでしまうタイプなのだが、この本については、なにしろ内容が重たくて、真剣にのめりこむのがこわくて、ある時などは、電車で読んでいて涙がとまらなくなり、かなり恥ずかしい状態になったりしたので(汗)、そういう読み方をすることにしたのだ。
まだ全部を読んだわけではないが、今まで読んだ限りの印象では、戦争や過去を糾弾するというよりも、「人間は、そういうことをしてしまうものだ」といったん受け止めた上で、「どうしてなのだろうか」「じゃあ、どうすればそういうことが無くなるのか」と考える…というようなトーンであるように思う。ウェットになりすぎず、かといって ひどくかわいた感じでもなく、人としての正しさを求めつつ、でも声高に正論をふりかざすわけでもない…。そんな語り合いであるように思うのだ。
上記の本や内容とは関係ないが、戦争→広島・長崎と連想して、そこから連想した銘柄をふたつ、見てみた。
★三菱重工業 <7011> (東1)
三菱重工業 <7011> (東1)の12日終値は7円安の331円。単位1000株。PERは約31.8倍、PBRは約0.9倍となっている。チャートはこの1~2ヵ月、高値圏の380円台から330円台へ、地合いの軟化等を背景に、続落トレンドで来ている。今後の地合い等にもよるが、そろそろ320円フシにあたり反発か。まずは25日移動平均線の360円ラインまでの戻りを目指す。10日付けのSMBCフレンド調査センターのレーティングでは「強気」、同日付けのみずほインベスターズ証券のレーティングでは「2+」と、いずれも好レーティングが出ている。
★マツダ <7261> (東1)
マツダ <7261> (東1)の12日終値は5円安の172円。単位1000株。PERは約122.9倍、PBRは約0.7倍となっている。チャートは7月8日につけた直近高値223円から反落し、以降はモミ合う場面がありながらも、続落トレンドで来た。今後の地合いや為替動向にもよるだろうが、170円フシにあたり、そろそろ反発のタイミングと見たい。まずは13週・26週移動平均線の200円ラインまでの戻りが目標となりそうだ。今月3日付けのSMBCフレンド調査センターのレーティングでは、「強気」とされた。(執筆者:田北知見 株式ジャーナリスト・日本インタビュ新聞社IR記者)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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