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Firefoxが無駄に消費しているメモリの正体が突き止められる
記事提供元:スラド
greentea 曰く、
Firefoxに長らく存在していた用途不明なヒープメモリ、通称「ダークマター」の発生原因のひとつが突き止められたらしい(マイコミジャーナルの記事)。このダークマターはFirefoxが使うメモリのうち結構な比率を占めているそうで、この問題が解消されるとメモリ使用量の大幅な減少が期待できるとのこと。
Nicholas Nethercote氏によってなされた報告によると、jemallocのメモリアロケート時に発生する未使用領域がダークマターの原因のひとつとなっているそうだ。jemallocでは確保したメモリを開放するときにフラグメンテーションが発生しにくくなるように、特定のサイズに区切ってメモリの確保を実施している。Nicholas Nethercote氏はこの領域を「スロップ」と呼んでおり、このスロップがメモリ食いの原因とのこと。スロップを完全に排除するには、jemallocの確保するメモリサイズである2のべき乗で容量を確保すればよい。
すでにどの部分でスロップが発生しているのか大枠で特定されており、Firefox 8やFirefox 9以降のFirefoxは、メモリ使用量が大幅に減る可能性があるとのこと。
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