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スペースシャトル・コロンビア号の部品が湖底で見つかる
Image credit: Nacogdoches Police[写真拡大]
2003年2月に空中分解事故を起こしたスペースシャトル・コロンビア号(STS-107)の部品が、米テキサス州東部のナコドチェス湖で新たに発見された。
米航空宇宙局(NASA)によると、見つかったのはコロンビア号の極低温用のアルミニウムタンクの1つで、干ばつにより湖の水位が下がったため、地元自治体よって発見された。
NASAは送られてきたタンクの写真を分析し、コロンビア号に搭載されていた18個アルミニウムタンクの1つだと断定し、今後回収する予定だという。
「これは非常に重要な発見で、私たちはコロンビア号の部品を全て持ち帰っています。2003年の事故以降、私たちはそうしています」
今回の発見について、コロンビア号回収計画のプロジェクト・マネージャーであるマイク・チアンニーリー(Mike Ciannilli)氏はこのように述べた。
2003年2月1日、16日間のミッションを終えたコロンビア号は帰還するため、大気圏へ再突入した。しかし、再突入してからわずか10分後、コロンビアは空中分解を起こし、墜落した。搭乗していた7名のクルーは全員死亡し、宇宙開発史上有数の悲劇となった。
事故の原因は、打ち上げ時に外部燃料タンクから脱落した断熱材の破片の衝突によって、左翼前縁部の耐熱システム(強化カーボン・カーボンパネル「RCCパネル」の8番付近)に亀裂が生じ、再突入時、この亀裂から、超高温の空気が翼前縁部へ侵入し、左翼を溶かし、最終的に機体の空中分解を引き起こしたと見られている。
■Columbia Tank Found on Lakebed
http://www.nasa.gov/mission_pages/shuttle/main/columbiatankfound.html
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