EmacsにGPL違反、Stallmanがミスを認める

2011年8月2日 16:37

印刷

記事提供元:スラド

 あるAnonymous Coward 曰く、

 GPLを強固に推進するRichard M. Stallman氏の大きな功績の1つにEmacsの開発があるが、このEmacsにGPL違反が見つかった。Stallman氏は過ちを認め、対処を行う方針を示している(SourceForge.JP MagazineLWN.net)。

 問題があったのはEmacs 23.1以降。Emacs向けの開発ツールCEDET関連のコードに、バイナリのみでソースコードが含まれていないデータ(バイナリブロブ)があったそうだ。これはbisonで生成した構文解析器で、この構文解析器を生成するためのソースが含まれていなかったことが問題になっている。

 Stallman氏はこの状態をすぐに解消したいという意を述べており、該当個所の削除、もしくはソースの追加という対処が考えられるとのこと。

 スラッシュドットのコメントを読む | GNU is Not Unix | オープンソース

 関連ストーリー:
Stallman、電子書籍に吼える 2011年06月09日
Richard M. Stallman、携帯電話に吼える 2011年03月17日
Richard M. Stallman、Chrome OSに吼える 2010年12月16日
ストールマンがEmacsのメンテナから降板 2008年02月25日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事