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段ボール製の空中物資投下システム「コプターボックス」
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、
緊急時に物資を空から供給する、使い捨ての物資投下システム「コプターボックス」がGIZMODOで紹介されている(GIZMODOの記事、製品パンフレット)。
コプターボックスは段ボール製で、6角柱状の箱に羽根が3枚と小型のパラシュートが取り付けられている。空中から投下すると、竹トンボのように回転しながら落下する仕組みになっており、パラシュートはコプターボックスを縦向きに保つために使われるようだ。パラシュートを使用した従来の物資投下システムよりも風の影響を受けにくく、正確な位置に投下できるという。着地時には段ボールが衝撃を吸収して内容物を保護する働きもあるとのこと。
コプターボックスは米国のDropMaster社が開発した製品で、米国では以前から販売されている。東日本大震災後、災害時に孤立した地域に対する救援物資供給手段への関心が高まる中、4月には国内での販売が決定していたようだ。DropMaster社の資料によると、コプターボックスには約27キログラムの物資を格納でき、梱包込みで約33キログラム。この状態での落下速度は約10メートル/秒とのこと。上空から被災者の位置が確認できない状況で投下するといった使い方も想定されているようだが、この重量と速度で落ちてくると少し怖い気もする。
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