スペースシャトル計画、最終ミッション終了

2011年7月22日 17:30

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記事提供元:スラド

  headless 曰く、

 30年にわたるスペースシャトル計画最後のミッションを行ったアトランティス号は、予定よりも1日長い13日間の宇宙滞在を終え、7月20日午前5時57分(米東海岸時間)にフロリダのケネディー宇宙センターに帰還した(msnbcの記事ロイターの記事NASA — Latest Space Shuttle News本家/.)。

 ミッション最後の朝は、ケイト・スミスが歌うアービング・バーリン作曲「God Bless America」でクルーたちが目を覚ました。これまでスペースシャトルには、さまざまな趣向を凝らしたモーニングコールが地球から送られてきたが、今回はミッション中のクルーだけでなく、スペースシャトル計画に情熱をささげたすべての人に向けたものだという(NASA — STS-135 MCC Status Report #26 )。

しかし、スペースシャトル関連の職員たちに、感傷に浸っている暇はないようだ。以前にも「スペースシャトル退役とともにNASAで1200人規模のレイオフ」という話題があったが、スペースシャトル計画の終了に伴い、今週中にも2,300人、8月には1,000人が失業するとのこと。ケネディ宇宙センター周辺では合計8,000人が職を失うことになるが、再就職先を確保できている職員は550人程度にとどまるという(CNN.co.jpの記事)。

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